2026/07/29 11:15
トム・モレロの言う“デート・ナイト”は、ディナーと映画のような普通のデートとは意味が違う。現地時間2026年7月28日、第二次世界大戦中にナチスを死に誘い込んだ3人の若い女性たちに捧げる新曲を発表した。これは、彼が新たに発表したアルバム『エヴリワン・ゲッツ・エヴリシング・ゼイ・ウォント』に収録される複数の反ファシズム楽曲のひとつである。
モレロの10代の息子ローマンによる激しいギターをフィーチャーした「Date Night」は、トゥルースとフレディー・オフェルシュテーゲン姉妹の視点から書かれている。彼女たちは10代の頃、親友のハニー・シャフトとともに、ナチス将校たちを誘惑して森の中で暗殺するという活動に携わっていた。彼女たちはまた、武器の密輸や鉄道の妨害工作を行い、ユダヤ人の子どもたちが捕まらないよう手助けもしていた。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの象徴的存在であるギタリストは、「こんなに遅くなったなんて信じられない、もう家に帰らないと/もしよければ送っていただけますか、家までは結構距離があるんです/私たちは彼らを溝の中で殺した、私たちは彼らを路上で殺した/私たちは彼らを森の中で殺した、野原で、そして浜辺で……今夜はデート・ナイト、こんなに生きていると感じたことはない」と、ヘッドバンギングを誘うこの楽曲で歌っている。
同日にモレロは次のアルバムが9月25日にリリースされることも明らかにした。収録曲には「Date Night」に加え、既発表の「Adjourn It」、ベアトゥースをフィーチャーした「Everything Burns」、「Pretend You Remember Me」、「Soldier in the Army of Love」が含まれる。
政治的発言を厭わないこのミュージシャンは声明で、「僕は反レイシストのために反レイシズムの曲を作る。反ファシストのために反ファシズムの曲を作る。そして反ナチのために反ナチの曲を作る。“Date Night”は本質的に“お前はどちら側につくのか”という曲だ。もしこれで気分を害するなら、よく考えてみるといい」と述べている。
『エヴリワン・ゲッツ・エヴリシング・ゼイ・ウォント』は、モレロにとってソロ名義では初となるロックのフル・アルバムとなる。もっとも、これまでにもザ・ナイトウォッチマン名義でソロ・アルバムを発表しており、そのうち3作は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にチャート入りしている。レイジのギタリストとしてはBillboard 200に7作送り込んでおり、うち2作は1位を獲得している。『イーヴィル・エンパイア』(1996年)と『ザ・バトル・オブ・ロサンゼルス』(1999年)だ。
今後発表されるこのアルバムの収録曲のうち5曲では、ローマンが共作者としてクレジットされる予定で、サージ・タンキアンとニーキャップもゲスト参加する。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像